2010年 10月 08日
『シャッター・アイランド』
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー、 ミシェル・ウィリアムズ、パトリシア・クラークソン
【あらすじ】
精神を病んだ犯罪者だけを収容し、四方八方を海に囲まれた「閉ざされた島(シャッター アイランド)」から一人の女が姿を消した。
島全体に漂う不穏な空気、何かを隠した怪し気な職員たち、解けば解くほど深まる謎……。
事件の捜査に訪れた連邦保安官テディがたどり着く驚愕の事実とは!?
DVDを観ました。
すごく面白かったです。
冒頭から謎めいていて、主人公は何か過去に大きな傷を持っていることが、
たびたび映し出されるナチスの収容所や死んだ妻のただ事でない様子から、推し量れます。
謎また謎なのですが、見ているうちに、もしかして、主人公は精神を病んでいるのかもしれないのが分かってきます。
周囲の人々の反応を観ていると、だんだん怪しいなと思わされるのですが、
予想を裏切る、あっと意外な結末が用意されていて、大どんでん返しです。
原作は結末が袋とじになっているのだとか。それも納得。
メイキングを見ていたのですが、結末を知ってから2度目に見るとどうなるかも考えながら撮られているのですね。結末を知ってから、色々なシーンに思いを巡らすと、なるほどなとつじつまがあったりします。
レオ様のラスト近くの、子どもとのシーンではとても切なくなりました。
もうかつての美少年ではありませんけど、いい役者さんだなあと思います。
あとはベン・キングズレーの迫力!拍手ものです。
主人公の心の傷の原因となっているのは、戦争の時のことなんですが、
回想の中の戦争中の描写がむごくって。戦争はやっぱり嫌だなと思いながら観てました。
by kurocham
| 2010-10-08 17:24
| 映画