2006年 10月 05日
「オレステス」観劇記 一日目・東京前楽
舞台中央の黄色い×だけが、暗闇に浮かぶ。
女性の歌声が聞こえて、いよいよ始まるんだ・・・・とドキドキする。
今回の「オレステス」を見るにあたって、お勉強したのは、
「オレステス」と「エレクトラ」の原作を読んだことだけ。
観劇された方のブログを見たくて見たくて仕方なかったのだけれど、
我慢した。
「ライフ・イン・ザ・シアター」は初日だったので、まっさらな状態で見たけれど、
「天保」はもういろいろ読みつくして(笑)から行った。
どっちがいいのか、自分ではまだよくわからないので、初めての2回観劇だから、
一回目はまっさらな頭で見てみたかった。
舞台写真ぐらいしか見ていなかったし、「雨が降る」ということだけは知っていたけど、
全ては想像の中・・・。
舞台を見終えての感想は、「すごい~~」。
感情を激しく表すのがギリシャ悲劇だそうだけれど、まさに、体中で表現していて、激しい。
「母殺し」をはじめ、重たいテーマで、痛々しいお話だわ・・・。
一回目に見たときは、最後の演出の意図が良くわからなかった。
席は一階席の真ん中の通路に面した席、上手寄り。
薄暗くて、今ひとつ役者さんの表情がよく見えなかったし、
「ん?ん?何?とりあえず拾って帰ろうかな」と言う感じで。
私の頭に残ったのは、傷が痛々しい竜也くんの腕。
衣装にも血がついていて(T_T)
『痛そうだな~~。ひざのサポーター無いとやばいよね~~』などと、
くだらないことを考えていました。
でも、久々の本物の竜也くんに感激♪
「竜也くん~~~」と心の中で叫んでました。(バカ^^;)
竜也くん細い~~。相変わらずお肌が綺麗ね・・・ってなぐあいで、
一回目の私はやはり竜也くんを中心に、目で追ってしまうのでした。
エレクトラを演じた中嶋朋子さん、力強く演じてらっしゃって、素敵でした。
一人で語る場面では大きく見えるのに、
竜也くんと並ぶと、顔が小さくって細い。エレクトラが嘆くと、悲しくて(T_T)。
逆に、竜也くんもエレクトラといると、がっしりとして見えるのだけれど、
ピュラデスに抱かれて(キャ~~)いるときは、弱々しくかわいいのよね。
ピュラデス・・・・熱い男ですね。素敵。
エレクトラとオレステスにやきもち焼かないのはどうして?
山形先生が「オレステス」の訳本の解説で書いてらっしゃったけど、
二人の絡みは、確かに友人というよりは、ホモっぽい。
それがステイタスだったとは・・・・恐るべし。ギリシャ時代。
だから、やたらに肉体をさらした彫刻などが、多いの???素朴な疑問。
帰ってから、パンフレットを読んで、ちょっと最後の意味がわかったような。
物分りの悪い観客でごめんなさい^^;
さて、明日もみるぞ~~と意気込む。
嬉しいな。一回見ても、終わりじゃないなんて♪
この日は、たくさんの方々とはじめまして♪しました。
どうして初対面なのに、竜也くんという共通項があると、こんなに楽しくお話しできるのでしょう。
素敵な時間を過ごすことができました。
でも、私が観劇レポを封印していたので、みなさんに気を使わせてしまいましたね。
ごめんなさいね^^;
今回2回連続で見て、2回目の方が感激しました。
2回目は楽だったというせいもあるでしょうが、余計なことを考えず、
大体の流れがわかっていたので、目の前の舞台に集中できたせいもあるのかなと思います。
というわけで、我慢した甲斐があまりなかった(笑)
次回からは、ほどほどに、知識を仕入れてから見に行こうと思います。
それが私に合っているみたい・・・・かな。
今日の感想って、しょうもない・・・。もっといい事書けるといいのですけど。
とりあえず、一日目の私は興奮気味でした^^;
さて、観劇の後は、友人の家へ。
駅まで迎えに来てくれました。
帰り道、おいしそうなラーメン屋さんが。
ここおいしいんだよ。食べていく?とかなり食べたそうな友人。
そういえば、お腹がすいてきた。
「北海道ラーメン」って、なんで、道民の私が東京で、『札幌味噌』とか食べないとイカンの?
・・・・と思いつつ、暖簾をくぐってしまった。
友人は、「くろが食べたいって言うからさ~~」とご主人に電話し、
かなり私をだしに使ってました。
でも、おいしくって満足。
友人宅では、スパークリングワインを片手に、ご主人も交えておしゃべりタイム♪
楽しくって、気付いたら、朝四時!
次の日の午前中、上野へダリの展覧会とパンダを見に行こうと思っていたけど、
睡魔には勝てず、挫折しました。
パンダ~~~(T_T)
東京楽へつづく。
by kurocham
| 2006-10-05 14:08
| 藤原竜也くん