2008年 03月 14日
バンテージ・ポイント
監督:ニール・H・モリッツ
出演:デニス・クエイド、ケント・テイラー、フォレスト・ウィッテカー ほか
あらすじ:シークレットサービスのトーマス・バーンズ(デニス・クエイド)はスペイン・サマランカ、マヨール広場で開かれる国際テロ対策の首脳会議が開かれる会場で、アメリカ合衆国のヘンリー・アシュトン大統領を警護している。
大観衆を前に、スピーチを始めようとしたそのとき、大統領が何者かに狙撃される。パニックに陥った広場で、狙撃を目撃した国籍も性別も違う8人。
8人の視点で、次第に大統領狙撃の真相が明らかになっていく。
物々しい警戒の中、緊張感を持って見ていると、大統領はバンバンと狙撃されるわ、どっかんどっかん爆発は起きるわで、一気に心臓がドキドキ。そのドキドキが最後まで持続し続ける映画でした。すごく面白かったです。
8人の容疑者の視点で描いていますので、一人の視点から描き終わると、ビデオの巻き戻しのように狙撃事件が起きる前に戻り、また別の人物の視点から同じ事件が描かれます。
狙撃シーンも爆発のシーンも8人分見なければいけないので、心臓にはあまりよくないかも。
だんだん謎が解けていく様は、爽快です。
主人公のデニス・クエイドが渋い。
彼が演じるシークレットサービスのトーマス・バーンズは一年前、同じくアシュトン大統領が狙撃されたときに、大統領に代わって銃弾を受け、今回が休職後初めての仕事。
撃たれたときの記憶に今も悩まされていて、心に傷を負いながらも、事件を解決しようとする姿がただのスマートなヒーローではなくて、格好良い。
フォレスト・ウィッテカーが人の良いお父さんを好演されてて、素敵と思いました。
じーんとしたり、何かが心に残るような映画が好きですが、たまにはドキドキしてスカッとするこんな映画もいいかも。
by kurocham
| 2008-03-14 01:46
| 映画