『身毒丸』復活 

私が観劇してから4日ほどしか経っていないのですが、ずいぶん前のように感じます。

感想を書こうと思うのですけれど、なんというか心にず~~んと感じたものを
ぴったりと言い表すことができなくって。まとまらない感想です。






二日にわたり、二回観劇することができました。
いつも、もっと観たい!!と後ろ髪を引かれつつ帰ってくるのですが、
『身毒丸』は終わるとすぐまた観たい気持ちになって。

異空間に連れて行かれるような濃厚な世界観があって。
90分という時間もあっという間で。
そして、わかるようなわからないようなお話が、観ていくとだんだんわかってきて、
でも観るたびに違う解釈ができるような気もするし、
もっともっと知りたいと思うからなのかもしれません。

ファンの方には怒られそうですが、『身毒丸ファイナル』をDVDで観たとき、
私はなんだか嫌な気持ちになってしまったんです・・・・・。
普段舞台なんてミュージカルを除いては、映像でも観ることはほとんどなかったし、
初っ端からあまりにも異様な世界だし、お話も解らないところが一杯だし、恐ろしいと思ったのかもしれません。
『この作品はすごく好き嫌いのはっきりした作品だ』とどなたかが言ってらして、
残念私は好きのほうじゃなかったか・・・って思っていたんです。
だから、DVDはそんなに何度も観ていないので、大人の声になっていてがっかりと言うことは無くて。・・・というより、まったく別物と思って観てました。


だけど・・・・・・私、間違ってた・・・!!と思いました。
この舞台って、すごい!!


舞台に火花が散って、深い舞台の奥から、たくさんの異形の人がゆっくりと歩いて来て。
ああ、DVDと同じ・・・・と見入っていたら、いつのまにか中央に身毒丸がいて驚きました。

母を売る店では、撫子と目と目が合った瞬間から、二人の惹かれあう様が。
生みの母を恋しいと思い、撫子を家にずかずかと入り込んできた疎ましい継母と思い、
だけどひかれて行ってしまって・・・という身毒丸の気持ちや身毒丸に目を奪われる撫子の気持ちが伝わってきました。

家族になって、新しい人生へと歩き出す一家。
背後で家がするすると出来上がっていって、振り向いて手前に歩いてくると、玄関から居間へと入ってくることになる仕掛けは、本当にすごいわ。賢いわ。
舞台がさっと家に、外に、地底に・・・と変化していく様子も、この舞台の醍醐味だと思います。
バラエティ豊かな音楽、音響、ばさっと垂れて来る幕などの舞台装置などなど、飽きさせません。
可笑しげなダンスや情感たっぷりに流れる歌、台詞の中の和歌も、
身毒丸と撫子の道ならぬ恋を、見世物的にしていて、浄瑠璃のようにもメロドラマ的にも私には感じられ、完成された舞台だなあ・・・・・と感動しました。

演じる竜也くんと白石加代子さん。やっぱり素晴しい・・・・。

美しく妖しい魅力をたたえた女性になり、子を心底欲しがる哀れな女性になり、
鬼にも狂ったようにもなり。
白石さんの演技って、本当に凄いわ。これぞ女優だわ。お年を全然感じさせない。
化けるとか、七変化とかを賛辞の言葉として捧げたいわ。

私も女性であるからか、物語を撫子目線で見てしまう。
『十月十日の中身が欲しい・・・。』と実の子を望む気持ちとか、
小箱に何が入っていたのかと聞かれて、『夢が』と答えるところなどは、とても切なくて。

母としかみられないことの失望感や若い身毒丸への憧れやあせり。
受け入れられないことが憎しみに変わってしまう気持ちなど、共感を覚えるところがいくつもあった。(もちろんあんなに激しくは生きられないけれど。)

母を求める身毒丸と、子を求める撫子と。

身毒丸は途中、地獄へ行ったり、カミキリムシが出てきたり、
惹かれちゃいけないんだ!お母さんは一人なんだ!と撫子を拒絶して。
一方、撫子は形だけの母親役への失望と、自分を受け入れない身毒丸への
悲しみが憎しみになって。

形だけだった家が崩壊して、ただの男と女になった二人は本当の親子だったら良かったのに、
なれなくて、母としてか女性としてかなのか、子としてか男性としてか、心惹かれて。

それで、『お母さん、ぼくを妊娠してください!』になるのか・・・と一回目の観劇のときは
考えすぎちゃったのですが、二回目は素直に感動。うるうる。

飛び散る花火と喧騒の間、儚げに舞台の奥へと去っていく二人に、またうるうる。


竜也くん、舞台の上で、十代の少年に見えました。
身毒丸でしたわ。
生の舞台で見ることができて、本当に良かった。
母を求める気持ちよりも、撫子と惹かれあうことへの葛藤が強く感じられました。
大人になりかけの少年が、大人になっていくぐらいの年齢の雰囲気かしら。
母を恋しがる様子、撫子から目が話せない様子、狂気のさま、大人になっていく姿。

こんなに素晴しい舞台で、しかもぴったりな役でデビューできたと言うことは、
竜也くんにとって、とても幸運なことなのでしょうね。そして、10年以上経って、
それを見ることができた私もすごくラッキーだと思っています。

はじめの印象がひっくり返るぐらい、私はこの舞台、大好きです!

そ・し・て!

一回目の観劇はA列だったのです。
その感想も♪
まず、いろんな役者さんの細かいディテイルが見えすぎて、感心してしまいました。
舞台ギリギリに、ハンコダンサーの方が勢ぞろいするとものすごい迫力で・・・。

もちろん竜也くんが近くて♪
細かい表情や演技がよく見えて嬉しかったです。

ミーハー目線ですが、一番わあ~♪♪とどぎまぎしたのは、カミキリムシのビンを持って登場する場面。ビンを日に透かしたりほおずりしながらして、嬉しそうに眺めますよね。
そして、床にビンを置いて、床に頬をつけるようにしてビンを見るところがあるのですが、
あのとき、私とビンの延長線上に竜也くんの笑顔が・・・・・!!
きゃ~~と身毒丸の世界から、一瞬、飛び出てしまいました。すぐに戻りましたが。
その日によって、微妙に場所はずれるでしょうから、まさにあの瞬間は、
神様が私にくれたプレゼント・・・・・だったのかしら♪♪(病)


もう一度みたいな・・・・・。
そう思ってはファイナルのDVDを観る私です。
なんだか心を持っていかれてしまう舞台ですね。観ることができて、ほんとに幸せです。

パンフレットに載っている竜也くんのインタビューが泣けるほどよい!とお友達が話してらして。帰ってきてからじっくり読みましたが、竜也くんの身毒丸への思いが素直な言葉で語られていて、なんだかよいのです。私も何故かうるっときました。


長い!長いよ・・・。
しかも、なんだかまとまった感想じゃないわ。
なのに付き合ってくださった方、ありがうございました♪
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by kurocham | 2008-04-04 03:22 | 藤原竜也くん

北海道で2人のkids子育て中。 日々の暮らしや 藤原竜也くんについて♪
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