カテゴリ:舞台( 55 )

『木の上の軍隊』

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27日ソワレ
シアターコクーン

2010年に他界した劇作家の井上ひさしが最後まで書こうとした「木の上の軍隊」。
それは、戦中戦後、2年の間ガジュマルの木の上で生活した兵士の物語だった。書くことが叶わなかったその思いを、井上ひさしを知り尽くす栗山民也の演出で、新鋭、逢菜竜太が書き下ろす。
                                        (ホリプロより)


舞台は床から天井まで伸びる大きなガジュマルの木のセット。
木の上という設定なので、新兵(藤原竜也)と上官(山西惇)はずっと少し斜めになっているとはいえ、木の上でずっと演じなければいけないので、とてもたいへんだったのでは。
そうは感じさせないのが、さすがですけど。

無垢で純粋な志願兵を演じる竜也くん。生まれ育った島を思い、アメリカ軍を追い出すことを願っている。
対する上官は初めこそ緊張し、敵の国の食べ物にも非常な嫌悪感をしめすが、戦争が終わったと知ってからは、弛緩し楽なほうへ楽なほうへと流れ始める。

新兵は沖縄を代弁し、上官は本土の人間を表している。
沖縄の人々の苦しみには目を向けてこなかった本土の人間との関係性がそのまま二人の関係になっていた。

今も基地問題で揺れる沖縄。
それをどこか人ごとのようにとらえてしまっていることに、痛みを感じる。

ラストあたりで、ちょっと睡魔に襲われてしまったのは、舞台のせいでなくて、ここ1カ月働いた私の疲れのせいでしょう。

竜也くん、すごく良かったです。
新兵の無垢で純粋な雰囲気がぴったりで。ところどころ、笑いを取るのも上手でした。
沖縄の言葉でのモノローグの部分が、すごくいいなと思いました。

体力的にもハードな舞台だと思うのですが、各地方公演が無事成功しますように。

テレビで放映しないかしら。
ぜひもう一度じっくりと観たいなと思いました。
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by kurocham | 2013-04-30 23:17 | 舞台

『今ひとたびの修羅』

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27日マチネ
新国立劇場 中劇場

後ろのほうだったのですが、とても見やすかったです。段差がしっかりあるし、そんなに広くなくて、いい劇場だなと思いました。

さて、舞台は二つのやくざ一家の抗争から始まります。
そこへ助っ人に入った飛車角(堤さん)の立ち回りやたたずまいが、なんてかっこいいこと!
薄青の着流し姿が素敵でした。

主人公が見栄を切り、『今ひとたびの修羅』のタイトルがバーンと降りてくるところは、いのうえさんの演出だなあ、新感線ぽいなあと。

飛車角は助っ人に入った争い事がきっかけで、3年間刑務所に入ることに。
待っていてくれといって置いていったのが、女房のおとよ(宮沢りえ)。
飛車角を愛していながらも、いつも誰かにそばにいてもらわないとダメな女であるおとよは、
3年の間に、飛車角の弟分と通じてしまいます。
だけど、やはり飛車角のことをわすれられない・・・・。

二人の愛憎劇だけでなく、それをとりまく男女の、言ってしまえば思い切り人情芝居なんですけど、
どんどん入れ交わるセットも豪華なら、役者さんもとっても豪華。
クサイといえば、とってもクサイお話なんだけど、観ていて涙もでるほどに、
登場人物の気持ちに引き込まれてしまって。

お互いに思い合っているのに、素直になれないもどかしさ。
あるよね~。
人生そんなにスムーズにうまくいかないもんでしょと。
だけど、やっぱり最後はハッピーエンドがいいので、うん、満足。

男に古臭いほどの仁義があるのもいい。

花びらが舞い散る中、舞台奥に歩いていくおとよとか、桜吹雪(?)のなか、抱き合うラストシーンとか。
一つ一つのシーンが絵になるなあと思いました。素敵な舞台でした。

りえちゃんの美しさったら・・・。
小池栄子さんも相変わらず、いい演技なさるわ~。

今回は、風間杜夫さんね、やっぱり。
堤さんをも圧倒するラスト近くの存在感。涙を誘われましたし、う~ん。主役ってあなたでしたっけ!!と思うほどの
親分さんでした。

浅野和之さんもいい味出してました。さすがです。それにしても、先生、服がぼろぼろ(笑)


でもね、やっぱり堤さんに尽きるでしょう!
オールバックの髪に、着流し。
ものすごく昔堅気の渡世人の役が、似合って似合って!!
おとよを思ってせつなげなのも、たいへんよく。

いのうえさんたら、堤さんがかっこよく見える役をよ~くわかってらっしゃる。

蜉蝣峠のあっぱれさんとはまた違ういい男ぶりでした。

素敵だった~♪♪
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by kurocham | 2013-04-30 22:59 | 舞台

あら♪

昨日はスキー場へ。
温かくて、春になったなあと実感♪
去年の今頃、怪我をしているので慎重に滑りました(笑)でも大丈夫でした。
子どもたちも今シーズンはたくさん滑ったので、上達しました。また来年が楽しみです。

これから特に忙しい時期なので、昨日でわが家は今シーズン滑り納めになりそうです。
無事に過ごせてよかった♪


シスカンパニーの公式サイトに、また新しい舞台の情報が!

出演:堤真一 千葉哲也
『TOPDOG/UNDERDOG』
作:スーザン・ロリ・パークス 演出・翻訳:小川絵梨子
2012年11/末~12月 シアタートラム
一般前売予定:10月頃 

んまあ・・・・!!

行けるかなあ♪

でも先過ぎて、まったく予定が見えませんよね。
・・・・しかもシアタートラムなのね。チケットが・・・・。



 
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by kurocham | 2012-03-12 06:13 | 舞台

wowowで放映♪

wowowさん、ありがとう!な情報♪

『下谷万年町物語』

   4/7(土)よる9:00 wowowライブにて放映

 竜也くんだ~♪ 
 舞台の感動をもう一度♪♪ アップのおかまやさんたちが不安(笑)


『寿歌』
  
   4/21(土)よる9:00 wowowライブにて放映

 こちらも嬉し♪
 だって、屈辱の遅刻で一番初めを見逃しているから・・・・。
 もう一度観て、じっくり考えたかったから、嬉しいです!


あと、こちらも♪

『斉藤和義 ライブツアー "45 STONES"』
 
   4/1(日)よる9:00  wowowライブにて放映

   2月の武道館ライブより。松嶋奈々子さんからのミタエプロンをして歌う和義さんの
   写真を以前にニュースで見たわ(笑)


wowowさん、頼りにしてます♪
 



  

     
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by kurocham | 2012-03-01 23:23 | 舞台

脚本・作詞・作曲:リチャード・オブライエン
演出:いのうえひでのり
出演:古田新太/岡本健一/笹本玲奈/中村倫也/グリフィス・ちか/
   右近健一/辛源/ニーコ/飯野めぐみ/生尾佳子/JuNGLE/
   皆本麻帆/ROLLY/藤木孝
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2012年1月28日(土)ソワレ

寿歌に引き続き、観てまいりました。
だいぶんギャップあり。

面白~い!
くだらな~い!
でも、楽しい~~~♪♪

ストーリーはあってないようなものでした。若いカップルがドライブ中に車が故障し、電話を借りに訪ねた古城で、パーティが・・・。宇宙人が・・・・。人造人間が・・・。




ストーリーは、いいの。
ハチャメチャだし、たぶん深い意味はない(笑)
レビューのような歌と踊りを楽しむミュージカル。とっても元気がでましたよ~♪
新感線おなじみの生バンドだったし♪
カルト的な人気があるとのことで、それもわかる感じです。
だいぶん前から発表されていたので、すごく楽しみにしていた舞台です。

開演前には、ミニスカートのポップコーン売りのお姉さまたちがいて、
ポップコーンが売れるたびに、「こちらのお客様、ポップコーンお買い上げです!!ありがとうございました~~~!」と叫んでくれる。最初はパラパラだった拍手も、だんだんとみんなするようになって、開演前から盛り上がってました。
ポップコーンを二つ買うと、「二つお買い上げでございますう~~」とますます声を張り上げてくれるもんで、かなり買いたい気分になりましたが、買いませんでした。

そのお姉さんの一人がそのまま舞台へ上がって行って歌いだし、開幕。楽しいわ。

「新聞紙を被る」「ペンライトを振る」という観客参加のお約束があったのですが、
「えっ?もう?」というくらい、始まってすぐにそのシーンがやってきて、新聞をかぶり損ねました。
後ろの方の席だったせいか、まわりにあんまりそういう方がいなかったので、躊躇してしまいました。

そのあとは、「『タイム・ワープ』の曲に合わせて踊る」というお約束もあったので、
一応ネットでチェックしていったのですが、またまた私の周りのかたはシ~ンとして座っていて・・・。

でも!!!
楽しんだもの勝ちだいっ!と立ちあがって踊ってみました。
ちょっと恥ずかしかったけど、楽しかったわ!前の方のお客さんは、コスプレしてる方も結構いて、盛り上がっておりました。私も混じりたかったわ~!

若いカップルは、笹本玲奈さんと中村倫也さんだったのですが、二人ともはじけてました。
中村倫也さんは、『バンデラスと憂鬱な珈琲』に出てらしたけど、いい俳優さんだなと思ってたんです。今回は下着姿やらボンデージファッションやらになってて、「おお!こんなことまでやっちゃうのね~」と驚きました。なんせ、もとの映画を知らないで観ているので、予備知識がなくって。

とにかくみんな露出が多い(笑)
人造人間のロッキーの辛源さんも海パン?一丁でマッチョだし。
笹本さんも下着姿になったりいろいろ。

古城の主、フランク・フルターはもちろん古田新太さん。
素敵~~といってしまっていいのだろうか。疑問が湧き起こるほどに、キモチ悪さ一歩手前のファッション。
踊りも歌もお上手~♪歌は一番歌詞が聞き取りやすかったです。
ワンピースのイワさんみたいだったわ。
あんなメークで衣装であんな役でも、下品にならない不思議な人だ。
素敵です♪

藤木孝さんがストーリーテラーででてらして、独特のせりふ回しがぴったり。

最後は、宇宙人だったんだ・・・・で、ますますなんじゃこりゃでしたが、面白かったです。

カーテンコールでは、「この舞台はね、ちょっとの勇気で倍楽しめんのよ!!」とのフルターのお言葉で、総立ち。
ローリーさんがギュインギュインとギターを弾いて・・・と思ったら、
「お魚くわえたどら猫~~~♪」とサザエさんになり、古田さんが淡々と最後まで歌ってました。
みんなで盛り上がり、またタイムワープのダンス。このときは踊っている人が多かった。ほっ。
ライブみたいでした。

発散系。
みんな笑顔で岐路につけたんじゃないかな。
やりたいことをやった舞台という感じで、楽しそうでした♪

それにしても、下谷万年町物語もおかまさんで、次の日もオカマさん。
(ファッションが和と洋だったけど)

今回はオカマをたくさん観たわ(笑)

劇場の出口では、ポップコーン売りのお姉さんと記念撮影のコーナーがあったり、
サービス満点でした。

この舞台は一人より、友達と観たほうが楽しめるわ。こっちにだんなさんを連れてくれば良かったか?!
気に入るかわからないなあ・・・。私は好きですけど。
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by kurocham | 2012-02-07 22:31 | 舞台

『寿歌』

『寿歌』
2012年1月28日(土)マチネ 
新国立劇場 小劇場
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作 :北村 想
演出:千葉哲也
出演:堤 真一・戸田恵梨香・橋本じゅん

【あらすじ】
“核戦争ですべてが廃墟と化した街に、リヤカーを引いた旅芸人のゲサクとキョウコがやって来る・・・。二人の頭上には、まばゆい光を放ちながら核ミサイルが飛び交い、追いかけてくる低い破裂音が世界の終わりを告げていく・・・。
そこに、どこからともなく、不思議な芸をあやつるナゾの男・ヤスオが現れた。
出会った三人は、あれやこれやの"エエカゲン"な会話を繰り広げながら、焼き尽くされた滅びの荒野を共に旅することになるのだが・・・・。”


もう一週間前になりますが、感想など・・・。

1時間20分休憩なし。

あれはどういう意味だったのかなとか、あのセリフはこういう意味?などと、
いろいろ考えてしまう舞台でした。
明確に答えが出されているお話じゃないので。
演出の千葉さんが、「持ち帰ってもらえる舞台」を目指していたのだそうだけど、
ちゃんと持ち帰ってきましたよ。しばらく頭の中で考えを巡らせていました。

旅芸人のゲサク(堤真一)とキョウコ(戸田恵梨香)は頭上がミサイルを飛び交う廃墟を旅しながら、周りの空虚さとは対照的に漫才をしたり、それこそ『エエカゲン』な会話をしていて、変に明るい。無邪気な子どものようでもあり、ときどきどきりとするような女っぽさも漂わせたり。
新感線の『EZO』のDVDに出演されてて、それが初舞台だったそうなのですが、演技が自然でとてもよかった。今回も、堤さん、じゅんさんと並んでもひけを取らない存在感でした。

キョウコは若く、あっけらかんとして明るいのだけど、ゲサクは明るく話しながらも、時折、諦めに似たものも感じさせていて。時折見せる暗い表情や意味ありげな台詞がそう思わせたのかもしれません。
二人の文学漫才とか、掛け合いとか、関西弁っぽい台詞がとても面白いんです。
だからと言って、やけくそって感じでもないし。
空虚な廃墟と、二人の明るさが、可笑しい中に悲しくもあり。

途中から、ヤスオと名乗る男(橋本じゅん)が現れ、怪しげなものを増やす術を見せ、
二人と一緒に旅を始める。
『ヤスオ』は始め、『ヤソ』と聞こえるように発音されてたし、色々な台詞から、
神なのだなと思いますが、とにかく頼りにならない。
モノを増やせる技を使って、ご飯ひと粒をお鍋いっぱいに増やしてくれたり、
キョウコの壊れた櫛の代わりを出してくれたりするのですが、元になるものがないとだめだし。
しまいには、自分が増やして人々にクルスを配ったのに、そのクルスに雷が落ちてしまうし。

そこで無力さに絶望を感じてしまうのか、エルサレムへ行くといい、二人と別れるヤスオ。

キョウコはヤスオに恋心?友情を感じたのか、櫛をもらったお礼に・・・と干し芋を持って
追いかける。
このシーンが初めのプロローグにつながるらしいのですが、何と私はこのシーンを見逃しています。
だって、痛恨の遅刻!!!

初台に行きたかったのに、電車に乗ったら、笹塚だったの・・・・。
駅員さんに聞いたら、ホームはずっとあっちだと説明されて、がっかり~~~。
わかりにくいです!

それで、初めて舞台に遅刻。5分ほどでしたが。
でも、そこが結構重要なシーンだと知り、他の方の感想をいろいろ読んで、
だいたい把握しましたが。

私の想像は、ゲサクはもう死んでいるのでは?ということで、
キョウコは生きているのかと。でも人間かどうかはよくわかりません。
ゲサクは、核戦争で何か罪を犯して、死んでしまったけれども、天国にはいけず、
廃墟をさまよっていて、同じくさまよっている人間たちの霊をなぐさめに、芸をして回っているのかなと思いました。だって、観客の人たちが生きている感じがしないので。
ヤスオを神だと知っていて、キョウコだけはヤスオと一緒に行けたらいいと思って、
送り出してやったのかなと思いました。

神様は心のよりどころになるけれども、肝心な時は何もしてくれないんだなあ、
できないんだなあとも思ったし、結局人間の力なんだよなあとも思い・・・。

ウサギがご主人様のために、自ら餌になった話をゲサクがするのですが、
尊い自己犠牲だというヤスオに、「たったそれだけのことしかできないんだ」と言ったくだりは、
わかるようなわからないようなでした。
人間なんてちっぽけでしょ?という話にも聞こえたし、猛獣との闘い?で負けない方法は、
自ら食べられてしまうことの話は、なんだか特攻隊が頭に浮かんだり、消化できなかったです。

最後のシーン、ゲサクとキョウコの上に降る雪。
どうせ灰だろうと言っていたのが、どうやら本物の雪が交じってるらしいというシーンで。
舞台に降り注ぐ雪を観てたら、涙が出そうになりました。

その雪がとっても希望のあるものに思えて、悲しいけれど、清々しいような気持がして、
後味は悪くありませんでした。

もう一度観たいなあ・・・。
今度は遅刻せずに(笑)

舞台のポイントポイントを観ると、すごく笑えるところもたくさんあるんですよ。
私の中では、堤さんのおかんがとっても可愛かったです。
夢の中で刀を振り回すのも、とってもよかった。殺陣?はさすが。じゅんさんと堤さんですもの。

フライヤーの写真では、白一色のとてもスタイリッシュなお衣装だったので、
そういうのを想像してたんですが、全然違って、チンドン屋さんみたいな衣装でした。

舞台美術はとっても美しかったです。
床がガラスに模様が入ったような感じになっていて、とてもシンプルな舞台。
蛍が飛び回る様子や、雪、とてもきれいでした。
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by kurocham | 2012-02-06 22:02 | 舞台

『下谷万年町物語』

『下谷万年町物語』1月27日(金)ソワレ シアターコクーン
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作:唐十郎   演出:蜷川幸雄
美術: 朝倉摂  音楽: 猪俣公章
出演:宮沢りえ・藤原竜也・西島隆弘・六平直政・金守珍・沢竜二 ほか

【あらすじ】
昭和23年。上野と鴬谷の真ん中に位置する<下谷万年町>。住みついた男娼たちでにぎわい、電蓄から鳴るタンゴの曲で、ハエの飛び交う八軒長屋造りの町。上野を視察していた警視総監の帽子が盗まれる。犯人は不忍池の雷魚と呼ばれるオカマのお春率いる一味らしく、お春のイロだった青年・洋一【藤原竜也】が帽子を持って逃げている。それを追う破目になったのは、洋一と同じ6本目の指を持つ不思議な少年・文ちゃん【西島隆弘】。洋一と文ちゃんが出会った時、瓢箪池の底から男装の麗人、キティ・瓢田【宮沢りえ】が現れる。彼女は戦争中にはぐれた演出家の恋人(もう一人の洋一)を探していた。キティは、洋一、文ちゃんと共にレヴュー小屋「サフラン座」の旗揚げを決意する。それぞれの物語は、瓢箪池の中で時空を越えて交錯し、思わぬ結末に向かっていく―!!


濃かった。
お尻がいっぱい。オカマさんがいっぱい。
ストーリーは「?」の連続でしたが、昭和の雰囲気がどーっと押し寄せてきて、独特の世界に飲み込まれました。
でも嫌いじゃないです。観終わった後、結構好きだわ~と思いました。

まずは台詞に出てくる「六本指」ってなんのこと?と。
奇形で生まれて、切り落としたの?でも、文ちゃんと洋ちゃんがでしょ?そんなにたくさんいるの?と思っていたら、六本目の指は、ヒロポンを打つ注射器だったらしい。
でも、「六本指のいたずら」ってことは、洋一と文ちゃんも中毒だったの?!文ちゃんは子どもでしょ?!としょっぱなから、すでにわからなかくなってしまう。だけど、だんだん深く考えるのはやめて、目の前に繰り広げられる物語に素直に没頭することにしました。
といいつつも、やはり「?」はたくさん湧き起こってしまうのですが。

文ちゃん役の西島くん。まず、顔がちっちゃい!ほっそりしていて、学生服がとても良く似合っていました。
身のこなしはアイドルだけあって、軽やかだし、台詞回しもすごくいい。ちょっと竜也くんにも似ていて、竜也くんと並ぶととても二人が合っているなと感じました。
初めて演技をする西島君を観たのですけど、さすが蜷川さんに、この濃い舞台のメインキャストの一人に選ばれただけある!今後が楽しみな若者だわ♪

昔なら、きっと西島くんの役を竜也くんがやっていて、それも良く似合うだろうなと思うのですが、今回は青年役の竜也くん。二人並ぶと、竜也くんがすごく大人に見えて素敵でした。

そんな竜也くんは、ざばんざばん!と水をハネ散らかしながら登場。これを毎日やっているのかと思うとびっくりな激しさで、驚きました。ちょっと楽しそうに見えたけど(笑)
コートを着て水を滴らせて登場の竜也くん、綺麗だったわ。

瓢箪池の底からキティ(宮沢りえ)をお姫様だっこして現れるところなんて、
なんてカッコいい。見せ場ですよね、ここ。おお!と思いました。(少々大変そうにも見えましたが)さりげに、キティと歌って踊る場面なんかもあったりして。お尻に帽子なんかもついてたりして。白い造花を持つ姿がお似合いで、ツボでした。
ちょっと舞台に登場しない時間もあったりしますが、なかなか良い役で、満足でした。私は。
血のりもあったし。
やっぱり死ぬのね。似合うけど。

りえちゃん。
子どもの時から大好きですが、ますますお美しい。
暴れん坊になって、上へ下へと駆け回り、水にも入るし、踊って、歌ってと、
本当に体力が要りそうな、大変な役。
洋一さんを探しながら、夢見るダンサーだった頃の様子を語る姿は本当に素敵。やんちゃそうな雰囲気も醸し出したりして、魅力的でした。
でも、だんだんキティの過去が明らかになっていくと、切なくなってしまうのですが。

唯一残念だったのは、お歌かしら。
りえちゃんの甘い声は可愛らしくて、大好きですが、もっとどすの利いた声の方が、今回の曲たちには合っていたように思いました。
でも、キティ役をとても素敵に演じてらしたと思います。


ただの帽子なのに、それが警視総監の帽子だからって、それを持って逃げた洋ちゃんが運命に
翻弄されるのは物悲しかったです。やくざ者やオカマたちに追いつめられて、洋ちゃんは命を落とすのですが、それ程に当時は社会の中に身分差があったんだなあと感じました。
そして、ヒロポンの中毒っていうのは、これまたとても悲しい。
キティはそれで夢が断たれてしまったのだものね。
だけど、キティが追いかける恋人が注射器を残すって言うのは、なんなんだろう?!
それとも、キティを陥れるわなだったのかな?

・・・・などなど、話の筋を考えると、また混乱していくのですが、
舞台を見ていると、「悲しい」とか「悔しい」とか「良かった」とか、
いろんな気分を味わえました。
後半もの悲しい流れだったのだけど、結局死んでしまったキティと洋ちゃんが
文ちゃんのところに迎えに現れて、ラストは清々しいような気持になりました。

頭は良くわからずに、もやもや~っとなるのだけど、感情には響いてくるのが不思議。
私は好きですよ。この舞台。

ただ、たくさんのオカマさんたちが・・・・お尻が・・・・・。
それと、六平さんの迫力は、ものすごいものがありました(笑)

カテコの竜也くんは、終始ニコニコ。
満足そうな様子を見ると、これまた嬉しく、観に来てよかったなあと思ったのでした。

やっぱり蜷川さんの舞台は、すごいなあ。
舞台装置にしてもすごいし、たくさんの人たちが、隅々までしっかり演技してて、
全体を見たときの完成度が高い。
ハイクオリティっていうのかしら。

演じる人たちの気合を感じる、濃厚な舞台でした。
観るほうも、体力要ったわ。
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by kurocham | 2012-01-31 23:16 | 舞台

『バーレスク』

『バーレスク』(アメリカ 2010年)
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キャスト: シェール、クリスティーナ・アギレラ、エリック・デイン、カム・ジガンデイ、
     ジュリアン・ハフ、アラン・カミング、ピーター・ギャラガー、
     クリステン・ベル、スタンリー・トゥッチ

監督・脚本: スティーブ・アンティン



あらすじ:シェール&クリスティーナ・アギレラ主演のミュージカル・ドラマ。ロサンゼルスにあるラウンジ「バーレスク」を経営するテス(シェール)は、かつて有名なダンサーだったが、今は引退し後進の指導に当たっていた。そこにアイオワの田舎町から出てきた若い女性アリ(アギレラ)がやってくる。ウェイトレスとしてラウンジで働いていたアリだったがステージで歌声を披露すると、テスに認められ、その才能を開花させていく。


wowowで放映されたのを録画して、最近観ました。
予告を見たときは、もっとギラギラドロドロしたお話かと。
冒頭はそんな感じで、妖しげなダンスシーンがド迫力です。

シェール演じる女主人テスと田舎娘のアリ(クリスティーナ・アギレラ)がスターの座を巡って、
女のバトルを演じるのかと勝手な想像をしていましたが、アリが夢を掴み、『バーレスク』のスターになるお話でした。
サイドストーリーとして、恋の話や店を乗っ取られる話、意地悪なダンサーがいたりなど、なかなか盛りだくさん。
しかもわかりやすいストーリー展開。ラストも大変わかりやすい。

ダンスや衣装はセクシーで素敵なんですが、拍子抜けするほど爽やかなんですよね。
なんかアイドルの映画っぽく感じてしまいました。
『ブラック・スワン』的なオドロオドロしさは皆無です。
女のバトルを想像して観たので、ちょっと物足りないほど…

ダンスや歌は、見ごたえたっぷり。
さすがクリスティーナの歌は、素晴らしい♪ 可愛いルックスのどこからこんなに迫力のある声が出るんだろうと思います。
シェールの歌も素晴らしい♪ 諦めない!という内容の歌はすごく素敵でした♪

ショーのシーンはとても華やかで面白かったです。
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by kurocham | 2012-01-22 00:16 | 舞台

『髑髏城の七人』

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劇団☆新感線『髑髏城の七人』
2011年9月10日(土) 青山劇場

【あらすじ・キャスト】
織田信長が本能寺で討たれて8年、天下は豊臣秀吉の手に握られようとしていたころの関東。
天魔王(森山未来)率いる関東髑髏党は、秀吉を倒し関東制覇をたくらみ殺戮を繰り返していた。
ある日、兵庫(勝地涼)率いる三五(河野まさと)ら関八州武者隊は、髑髏党に襲われている村を通りかかる。
兵庫たちは村人を助け応戦するも逆に窮地に追い込まれてしまう。
そこへ捨之介(小栗旬)と名乗る若者が現れ、一騎当千に髑髏党を叩きのめす。村の生き残った娘たちを連れて兵庫と捨之介が向かった先は、噂に名高い極楽太夫(小池栄子)がいるという関東一の色里、無界屋蘭兵衛(早乙女太一)が取り仕切る"無界"の里だった。無界の里は宿場も兼ねた色里、旅人や商人など氏素性の様々な人たちが出いりする。偶然か必然か、諸国流浪のやせ牢人を名乗る狸穴二郎衛門(千葉哲也)という男も時を同じくして里を訪れていた。
ある晩、里で素性を偽って働いていた沙霧(仲 里依紗)が髑髏党に襲われ、その場を助けた蘭兵衛は居合わせた捨之介を見て驚く。二人には何か因縁がある様子だ。
そこへ突然、の天部の将監(粟根まこと)と共に天魔王が現れ、捨之介、蘭兵衛たちの過去が明らかになり、二人を髑髏党に招きいれようとする。拒む蘭兵衛と捨之介は、無界の里を守る為、天魔王を倒すことを決意する兵庫や極楽太夫らと共に、天魔王と対峙することに……。
そして、捨之介は強力な刀を手に入れるため自身の過去を知る刀鍛冶・贋鉄斎(高田聖子)を尋ねるのだった。


お友達にとってももらったお席は、1階の後方。八百屋になっている舞台の奥の方や全体が見渡せて、良く見えました。

感想は、カッコ良かった~♪ 面白かった~♪♪

DVDでアオドクロとアカドクロは見たことがありますが、どちらも天魔王と捨乃介が一人二役だったのが、今回は二人が演じているということで、お話が変わっているところがありました。

とても豪華な出演陣で、それぞれが光り輝いていたと思います。
新感線ぽさは薄まっているのかもしれないけど、そえはそれ。とっても素敵な舞台でした♪

主役の捨之介の評判を聞いて、多少不安を覚えつつ観に行ったのですが、
着流しですら~っとした旬くんは、舞台でとても映えていて、健闘してるじゃん、いいじゃんと
ちょっと上から目線で温かく見守ってました。
イメージ的には捨之介は色気のある男性ですが、旬くんはまだ若くて、爽やかなお兄さんという感じ。狭霧とお似合いな感じで、二人がならぶと、かなりさわやか♪
タイトルの文字を背負って、風に吹かれると、お!と思うカッコ良さ。

いいねえ、いいねえ~♪と思って観ていたんです。

が、クルクル回りながら、蘭兵衛が登場。はっとするような美しさで、目を奪われてしまいました。
なんて美しいんでしょ。太一君。
踊る方だけあって、本当に一つ一つの動きが綺麗でした。そして、もうひとつ感心したのが、声。
低くて、響く声。「え?太一君だけマイク違う?」と思った私なのですが、そんなわけはなく、そう思うほど、他の方とは違う響き方をしているように感じました。
いい声だ~♪

大きく出しても、語尾までしっかり発声されているし、ずいぶんいい声ですけど、歌も歌われるんですか?みたいな(笑)

そして、踊りや殺陣だけでなく、なかなかの演技力。役もいい役ですけど、ご本人の魅力が炸裂してました。すでに活躍されていますが、ものすごく将来が楽しみな方ですね~。

今回のお目当てだった天魔王の森山未來くん。
さすがです。立ち姿も舞う姿も殺陣も、ピシッときまる。
冷酷で勝手な天魔王の雰囲気でていました。
観に行ってよかった♪
次は歌って踊る役、希望です!

兵庫の勝地くん、いいわ~♪ なかなかハマっていました。
どんな役も上手にこなしますね。好きな役者さんです。

小池栄子さん。『バンデラスと憂鬱な珈琲』の弾けっぷりを観てから、ファンです。
今回は、艶やかで男前な極楽太夫で、いい女度高し!でした。
蘭兵衛への気持ちも切なかったわ。

贋鉄斎の高田聖子さん、安心感♪ いつ観ても大好きです。
今回一番笑いが起きていたのは、三五役の河野まさとさん♪

若い役者さんたちが今回たくさん出演されてて、ものすごく魅力的だったんですけど、
新感線の劇団員の皆さんが、いかに上手いのかも、すごくわかりました。
さらっとやってのけている殺陣とか、笑いの演技だとか。実はすごく難しいことなんだあ・・・・とはっきり感じてしまいました。やっぱりベテランの味♪ すごいです!!


やっぱり新感線、面白かったです。
次が楽しみです♪♪
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by kurocham | 2011-09-15 06:14 | 舞台

配役が発表されてるう!

新感線の『髑髏城の七人』の公式サイトに「あらすじ」が増えてて、
配役がこれでわかるように!

旬くんが捨之介ですって!天魔王は未来君ですって!
聖子さんが贋鉄斎って(笑)

どんなふうになるんだろう~!わくわく♪


明日は竜也くん、wowowで『パレード』が放映です♪
『ムサシ ロンドン・NYバージョン』のDVDも届きました。週末の楽しみです♪


話は変わりますが、今日は久しぶりに英語を。
あり得ないほど緊張しました!でも、楽しかった。やっぱりいいなあと思いました♪
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by kurocham | 2011-04-20 23:24 | 舞台

北海道で2人のkids子育て中。 日々の暮らしや 藤原竜也くんについて♪
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