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観劇の記録 その1

初めて藤原竜也くんの出演する舞台を見ることができました。Very happy!!

「天保十二年のシェイクスピア」
 
 と き    2005年10月8日(土) 夜の部
 ところ    Bunkamura シアターコクーン
 私の座席  B列上手寄り

 劇場の中に入ると、思ったよりこじんまりとしていた。
舞台を見るとそこはイギリスのグローブ座。左右に天井までの柱が立っている。
中世のような衣装を着た役者たちが、出演前のウォーミングアップをしている様子。セットを直しているスタッフを演じている人もいる。
開演前から、もうステージは始まっていて面白いなと思った。
舞台へ出て行くように、役者たちは勇んで奥へ消えていく。すると音楽が鳴って・・・







♪「もしも シェイクスピアが いなかったら♪」

 すごい迫力。百姓たちが出てきて歌い踊るのだけど、柱を切り倒してしまうことにびっくり。
目の前を通るふんどし姿のお尻に、思わず見入ってしまいました。だって筋肉質でかっこいいんですもの・・・・
このときの歌がすごくいい曲で、一発で覚えてしまった。
今でも頭の中でヘビーローテーション。私が家で歌うので、息子まで覚えてしまった(^^♪

一瞬にして、グローブ座が天保十二年の日本に変わってしまうところが素晴らしかった。
もう最初から心を奪われた。
あ、義太夫さんもいらっしゃる。子犬みたいでかわいいお顔…(^^♪
昔テレビで見たときはもっと怖そうな人に見えたんだけど、優しそうなお顔をしてらっしゃるんだなあ~。 

 百姓たちがいなくなると、(なつかしの)ドリフの「8時だヨ全員集合!」のセットのように役者さんが乗ったセットが運ばれてきた。
 舞台転換が多くて、百姓役の人たちがセットを運んでくるときも多かった。大変そう。
舞台が暗転すると同時に客席が照らされ、「まぶしい」と思ったら、次の瞬間に舞台が変わっていた。いろいろな方法で、くるくると舞台が変わっていくのが見事。

 一人二役を演じる篠原涼子さんの早変わりも見事だったし、そのほかにも二役を演じる役者さんが多く、その入れ替わりがとっても楽しめた。
 
 夏木マリさんと高橋恵子さんの悪女も見ものだった。高橋恵子さんはカッコ良かった。
目の前に高橋さんがいることが多かったが、しぐさが色っぽくて、とってもきれいな悪女。
夏木マリさんは、メイクがカラフルで・・・笑うとお歯黒が。
初めに「ニッ」と笑ったときに笑いが起きていた。美しい人だからできること?!

鰤の十兵衛役の吉田鋼太郎さんも面白くて、迫力。
始まったばかりなのに、役者さんたちは汗びっしょり。大変なんだなあ。

唐沢寿明さん演じる「佐渡の三世次」は、近くの通路を通って登場。
客席をにらみつけた唐沢さんの目がとっても怖~い。
「白い巨塔」でも野心家の役だったけど、今回はもっと下卑ている役。
いや~な奴って感じをすごく持ちました。見ている観客にそう思わせてしまうのが、演技力なんだなあ。感心。
歌も上手。動きがシャープ。とってもいい役者さん。

女郎との絡みはうわさどおり凄かった。女優さんのお胸がとっても大きい・・・
お餅でもこねているかのように揉み、腰を振りながら歌う唐沢さんが凄かった・・・・。
このシーンを竜也君がやったら、いったいどうなるの?!
王次役でよかった。ほっ。
この場面、背後でもシルエットの男女が絡み合い、かなりドキドキ。
だんなさんが見たら喜んだかしら・・・・?

「清滝の老婆」の白石加代子さんは、ほんとにスゴイと思った。
近くでじっくり見られたけど、ほんとに表情が豊かでくるくると変わるし、動きもふわりふわりとしなやかだし。人間離れしてる?!魔女役だものね。でも、かわいい魔女。
佐吉の母親役で出てきたとき、初め同じ人だとわからなかった。
だって、「老婆」はすごく浮世離れしていてインパクトが強かったから・・・
あとの魔女たちの集まりの場面で、頭に浮気草を挿してあらわれる白石さんが最高にかわいくて怪しくて、面白かった。

さあて、いよいよ「きじるしの王次」の登場。
竜也くんの威勢のいいせりふとともに、女郎に囲まれた王次が、モンキーダンス(?)のように腕を振りながら、セットごと運ばれてきたときには、なんとなく会場のお客さんたちがヒートアップ。

「あまきもの~(エロエロな歌詞)・・・♪」

あ、竜也くんだ~~~~歌ってるうううう。
歌は、ほかの皆さんよりはちょっと素人っぽいかな。
でも、たくさんの女性に囲まれて、腰を振り振り歌う王次はもう、Rock Star!!
「きゃあ~王次~!!今度は私を抱いて~っ」
て女性ファンが叫ぶ中、コンサートしてる素敵な男って感じ(を私は受けた)。
素敵だあ。
「きゃー!!!!!!」って黄色い声をかけて、駆け寄りたくなるわ。

王次は、父親を殺した犯人が自分の実の母親と叔父であることを知る。
それを幽霊によって知らされる場面が、とっても面白かった。幽霊役の西岡徳馬さんが
すごく面白い。

復讐のため、きじるしの振りをする王次の女形の演技、私の位置からは遠くてよく見えなかったけど、横から見る限りでも、とっても女性らしい動き。尾上菊之助さんに習われたとか。

ああ素敵だった。
竜也くんが最大の目的だったけど、この作品自体が大好きになってしまった。
本当に華麗で豪華なエンターテイメント。
早くWOWOWで放映されるのを見たい。
音楽も素晴らしかったので、CD化されるといいなと思う。

つづく。

ところで・・・
斜め後ろの席に、渡辺徹・榊原郁恵ご夫妻が見に来られてました。
トイレでも奥様にお会いしちゃったのですが、ずっとうつむいて目立たないように気をつけてらっしゃったみたいで、有名人って大変だなあと思いました。

実家の母たちに観劇の話をしたとき、一番反応が良かったのは、この部分。
まあ、仕方がないか。でも、私はもっと別の話がしたかったのに~~。
やっぱり誰かと一緒に見るほうがいろいろ分かち合えて楽しいな。
今回の私には贅沢な願いでしたが。
by kurocham | 2005-10-12 01:23 | 藤原竜也くん

北海道で2人のkids子育て中。 日々の暮らしや 藤原竜也くんについて♪

by kurocham
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