2005年 12月 09日
あの子を探して
ここ数日、テレビっ子になっています。
子供を寝かしつけるときに、ついうっかり一緒に眠りこけてしまう・・・・まあ、それはよくあることなのですが、だんなの帰りがたまたま遅い日が続いたため、起こしてくれる人がおらず、ああ、目が覚めたら深夜。
子供が寝たら、あれもこれもしようと思っていたのに・・・・(T_T)
そのまま寝てしまうのも悔しいし、部屋の後片付けもせぬままの状態なので、のそのそと起き出すのですが、一度眠ってしまった体はなかなか目覚めません。
それで、ぼーっとしながらついTVをつけてしまうと、これがまたちょうどこの時間から映画が始まったりするんです。
それで火曜日に見たのが、「あの子を探して」
「LOVERS」や「HERO(英雄)」のチャン・イーモウが監督。
1999年ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作。
映画の舞台は中国の貧しい村の小学校。
たった一人しかいない先生(カオ先生)が、母親が危篤のため一ヶ月の休暇を取ることになり、代用教員がやってくる。彼女はたったの13歳。
田舎の貧しい村にはその子ぐらいしか、来る者がいなかったのだ。
はじめは給料のことばかりいっている少女の名は、ウエイ。貧しさのため、どんどん生徒が学校に来られなくなる事を憂えているカオ先生は、もし自分が戻るまで、一人も生徒が減らなかったら、特別ボーナスを出そうという。
はじめは授業にしても、「お金のため」といった様子で、教える情熱が感じられないウエイ。
しかし、走るのが速い一人の生徒が町の学校に特待生で迎えられ、一人減ってしまう。
そのうえ、ホエクーという少年も、町に出稼ぎに連れて行かれてしまう。
ウエイは、町へ行ってホエクーを連れ戻そうとする。
初め村長に町へのバス代を出すように訴えるが、聞き入れてもらえない。
そこでウエイは生徒とともに、バス代を稼ごうとする。
しかし、バス代は大金であるため、無賃乗車しようと言うことになるが、ばれてすぐに下ろされてしまう。あきらめず町への道を歩き始めるウエイ。
何とか町へたどり着き、ホエクーを探し始めるが・・・・・・・・
チャン・イーモウ監督作は「HERO(英雄)」しか見たことがない。
とても美しい映像の映画だったが、戦いのシーンなどが、あまりにも現実離れしていて、私には今ひとつ・・・・な印象だった。
どちらも詩的な感じがするという点で似ているのかもしれないが、まったく違った印象だった。
「HERO(英雄)」が絵画のように整った印象だったのに対して、「あの子を探して」は、すごく生活のにおいがした。
素朴な田舎の小学校が舞台だし、出演者もまったくの素人ばかりだという。クレジットを見て驚いたが、子供たちはほとんどが本名と役名が同じだ。
他の大人たちも、役と実際の職業や立場がほとんど同じ人から選ばれたのだという。
とくに子供たちの演技が自然で、建物や着るものなど、普段使われているものように見え、まるでドキュメンタリーを見ているようだ。
主人公のウエイがとてもいい!!
どこかにいそうな気が強い女の子といった感じで、手ごわそうな他の登場人物とのやり取りでもぜんぜん負けないのがすごくもあり、面白かった。
はじめは、お金のためだったのかもしれないが、一生懸命にホエクーを探す様子に心を打たれる。野宿したり、食堂の残り物を急いで食べたり、冷たくされてもめげなかったウエイが、テレビ局で、ホエクーに呼びかけるうちに涙を流すシーンで思わずもらい泣き(T_T)
最後はめでたしめでたしとなり、ほっとした。
おもしろかったので、公式サイト(?)の監督のインタビューなどを読んで見た。
素人の子供たちを使って、どのように撮影したのかという裏話やどんな思いを込めて撮ったのかなどの話が興味深い。リアルな映像にこだわりのある方・・という印象を受けた。
次の日は同監督の「初恋の来た道」(がまたまた同じ時間帯に放映。
さすがに二日連続の夜更かしは厳しいので、録画。これはまだみていません。
チャン・ツィイーが出演している。
こんなにはやっているのにアジア映画にはあまり興味のなかった私。
いい映画がたくさんあるんですね・・・・。もっと見てみよう(^^♪
子供を寝かしつけるときに、ついうっかり一緒に眠りこけてしまう・・・・まあ、それはよくあることなのですが、だんなの帰りがたまたま遅い日が続いたため、起こしてくれる人がおらず、ああ、目が覚めたら深夜。
子供が寝たら、あれもこれもしようと思っていたのに・・・・(T_T)
そのまま寝てしまうのも悔しいし、部屋の後片付けもせぬままの状態なので、のそのそと起き出すのですが、一度眠ってしまった体はなかなか目覚めません。
それで、ぼーっとしながらついTVをつけてしまうと、これがまたちょうどこの時間から映画が始まったりするんです。
それで火曜日に見たのが、「あの子を探して」
「LOVERS」や「HERO(英雄)」のチャン・イーモウが監督。
1999年ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作。
映画の舞台は中国の貧しい村の小学校。
たった一人しかいない先生(カオ先生)が、母親が危篤のため一ヶ月の休暇を取ることになり、代用教員がやってくる。彼女はたったの13歳。
田舎の貧しい村にはその子ぐらいしか、来る者がいなかったのだ。
はじめは給料のことばかりいっている少女の名は、ウエイ。貧しさのため、どんどん生徒が学校に来られなくなる事を憂えているカオ先生は、もし自分が戻るまで、一人も生徒が減らなかったら、特別ボーナスを出そうという。
はじめは授業にしても、「お金のため」といった様子で、教える情熱が感じられないウエイ。
しかし、走るのが速い一人の生徒が町の学校に特待生で迎えられ、一人減ってしまう。
そのうえ、ホエクーという少年も、町に出稼ぎに連れて行かれてしまう。
ウエイは、町へ行ってホエクーを連れ戻そうとする。
初め村長に町へのバス代を出すように訴えるが、聞き入れてもらえない。
そこでウエイは生徒とともに、バス代を稼ごうとする。
しかし、バス代は大金であるため、無賃乗車しようと言うことになるが、ばれてすぐに下ろされてしまう。あきらめず町への道を歩き始めるウエイ。
何とか町へたどり着き、ホエクーを探し始めるが・・・・・・・・
チャン・イーモウ監督作は「HERO(英雄)」しか見たことがない。
とても美しい映像の映画だったが、戦いのシーンなどが、あまりにも現実離れしていて、私には今ひとつ・・・・な印象だった。
どちらも詩的な感じがするという点で似ているのかもしれないが、まったく違った印象だった。
「HERO(英雄)」が絵画のように整った印象だったのに対して、「あの子を探して」は、すごく生活のにおいがした。
素朴な田舎の小学校が舞台だし、出演者もまったくの素人ばかりだという。クレジットを見て驚いたが、子供たちはほとんどが本名と役名が同じだ。
他の大人たちも、役と実際の職業や立場がほとんど同じ人から選ばれたのだという。
とくに子供たちの演技が自然で、建物や着るものなど、普段使われているものように見え、まるでドキュメンタリーを見ているようだ。
主人公のウエイがとてもいい!!
どこかにいそうな気が強い女の子といった感じで、手ごわそうな他の登場人物とのやり取りでもぜんぜん負けないのがすごくもあり、面白かった。
はじめは、お金のためだったのかもしれないが、一生懸命にホエクーを探す様子に心を打たれる。野宿したり、食堂の残り物を急いで食べたり、冷たくされてもめげなかったウエイが、テレビ局で、ホエクーに呼びかけるうちに涙を流すシーンで思わずもらい泣き(T_T)
最後はめでたしめでたしとなり、ほっとした。
おもしろかったので、公式サイト(?)の監督のインタビューなどを読んで見た。
素人の子供たちを使って、どのように撮影したのかという裏話やどんな思いを込めて撮ったのかなどの話が興味深い。リアルな映像にこだわりのある方・・という印象を受けた。
次の日は同監督の「初恋の来た道」(がまたまた同じ時間帯に放映。
さすがに二日連続の夜更かしは厳しいので、録画。これはまだみていません。
チャン・ツィイーが出演している。
こんなにはやっているのにアジア映画にはあまり興味のなかった私。
いい映画がたくさんあるんですね・・・・。もっと見てみよう(^^♪
by kurocham
| 2005-12-09 21:49
| 映画