2006年 07月 09日
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
友達に借りて、読みました。
帯に小さい文字で、びっしり著名人や書店員の人や一般の人などの推薦文が。
それぞれに読んだ人たちの思い入れが感じられます。
著者であるリリー・フランキーさんの、自分と、両親(オカン、オトン)のことを書いた本
だったんですね。
(皆さんきっとご存知ね。私って、話題の本についって行ってない!!いつもそうです^^;)
ああ、面白かった。
前半、少年時代のエピソードは、大笑い。
後半、オカンが病気で亡くなるところでは、もう涙涙。
この本を読んだら、みんな間違いなくりりーさんの「オカン」が大好きになってしまうと思う。
平凡な一人の母親なんだけど、息子の愛にあふれていて。
東京で自堕落に生活するあたりでは、ダメだなあ・・・と思うけれど、「ボク」にも
心打たれました。リリーさんも好きになるわ・・・。
おかあさんって、すごいな。
ついつい自分に置き換えて読んでしまう。
子供の立場、母親としての立場の双方から。
自分は二の次、息子の「ボク」には欲しいものは何でも買ってやり、豊かでもないのに大人になった「ボク」に頼まれれば、金を送ってやり・・・。
甘いと言えばそれまでだけど、母親の深い愛だなあ。愛あればこそ。
「オカン」、すごい。
誰かに薦めたい本。じーんとする。すごく温かい。
だから、友達も貸してくれたのね。
by kurocham
| 2006-07-09 22:51